私の尊敬する方の一人に、中村文昭さんと言う方がいらっしゃいます
中村さんの著書や講演のCDには、「過去をネタに変えることの大切さ」という内容の話がでてきますが、私もとても共感するお話です。
どういうことかといいますと、目の前に壁があるとき、もし何とかして乗り越えることができたなら、それを糧に成長できたとしたなら、その壁は後になれば話のネタになるのだと言われます。
反対に、壁から逃げてしまった話は、きっとその後誰に聞かせれるというものでもありませんよね
大切なのは、「あのとき苦しかったけど、乗り越えることができたからこそ今がある。」
「あのとき、あんな体験をしたからこそ、今の自分がいる」
そういえる未来を切り開いていく事ではないかと思います。
今回はとても個人的な話になるのですが、次の目標に向かうにあたり、向き合わないといけない過去だと思い、書かせて頂くことにしました。
夢に向かって進むこと。
私にとっての夢は何なのか、何がやりたいことなのか分からない時期がありました。
理学療法士の資格をとり、入職した病院ではありましたが、厚生労働省の決めた政治的な目的の絡んだ取り決めの中で、改正や点数の取り方に右往左往しながら、この先ずっと働くのか… 患者さんたちが望んでいるのはそんなことではないハズなのに…
リハビリそのものは素晴らしいことだと思うけど、後遺症の残った患者さんたちは、この先幸せな生活が送れるのかな…
と、現場は思い描いていた世界とは到底程遠いものでした。
そんな訳で、病院の中だけにとどまりたくなくて、患者さんたちの為に何かできることはないか、とにかく色々な体験をしてみようと思い、色々なところを周ってみました。
自分なりに決めた温故知新とのテーマのもと、言葉だけしかしらない良さげなものをたくさん体験したくって。
エステ、アロマ、ロミロミ、カイロプラクティック、ピラティス… どれもそれぞれに素晴らしかった。ただ、この時の私は何を求めているのかが分かっていなかったんだと思う。
そんな状態では人生決められる程のガツンとした何かとの出会いなんて難しかったのかもしれない。
ただひとつ、私がずっと気になっていたもの
タイ式マッサージ。
タイ式マッサージは、私を救ってくれた神の手のようなものだと、今でも本当に感謝している。
あれは3年前、色々なことが重なって、患ってしまったうつ病。
まさか自分がそんなことになるなんて、言葉にはできないほど心が不安定で、ごはんは入らないし、500円玉くらいのハゲがいくつもできるし、夜は眠れないし、お酒飲んで記憶をなくすくらいになって眠れても夜中に目が冷めて、余計なことばかり考えてしまう…
うつ病ってそういうものでした。
そんなとき、心療内科の先生に、マッサージは身体休められるからいいよ、とすすめられ、そのときたまたま選んで行ったのがタイ式マッサージでした。
あのときの身体も心もすーっと軽くなる感覚は今でも覚えています。
そして、そのタイ式マッサージを通じてヨガと出会うことになるのですが…
そのときのことはこちらを
http://shantiyoga.blog.shinobi.jp/Entry/2/
今となっては、全てが必然だったのかなぁと思うのです。
入職後の悩んだことも、うつ病になったことも、それがひとつでも欠けていたら今の私はないのですから。
そして、そういうときに助けてくれた方々は、本当にありがたく、友情や愛情、感謝する気持ちなど、人生において大切なもの、たくさんの素晴らしい気持ちにあらためて出会うことができました。
だから、今度は私が誰かの為に頑張る番なのかなぁと思います。
いえ、頑張りたいんです。
ヨガを通じて、理学療法士という職業を通して、そして私が今までに体験してきた、わずかな経験かもしれないけど、それらを通じて、身体の事、心の中の事で悩んでいるが楽になれるような、そんなお手伝いができたらと思います。
そう思えている今日この頃、少しは成長できたのかなと、振り返ることができます。
これからも皆の笑顔の為に、日々精進していきたいと思います。



愛言葉はShanti

Happy

Lucky


こんなに長い文章を、最後まで御拝読頂きましてありがとうございました。
次回は未来のお話を書かせて頂きます

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